newolds’s diary

古いものや新しいこと、趣味のはなし

スピーカーのセッティング

我が家では居間に大きめ洗濯機くらいのスピーカーを2台設置している。本当なら2階にある自分の部屋に置きたいところだが、北海道の冬は厳しい。ストーブでしばらく部屋を暖めないと音楽など聴いていられないのです。まあ、そもそも重くてでかいこんなスピーカーを2階に持ち込むのは物理的に無理。古いイギリス製のこのスピーカーは、ずっと札幌の喫茶店にあったのだけど、たまたま不思議な縁で昨年我が家にやってきた。TANNOY社のSuperRedMomitor SRM15Xは、ツイーターをウーハーの真ん中に配置する伝統の15インチ同軸ユニットを装備しているのだけど、当時は低音のキレのよさが、TANNOYらしくなくて、ファンの好みに合わなかったようだ。

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そのため、このスピーカーはTANNOYお得意のクラッシックよりジャズやロックなどの歯切れがよい音楽に向いていて、JBLに負けない音が出る(らしい)との噂で、近年の人気は高いのだ。とはいえ、現代の最新技術には勝てないのだが…。

そんなこんなで、ようやく居間に設置したものの、最近は左右の音が干渉している感じが気に障り、セッティングを繰り返す毎日だ。メッチャ重いのに数ミリ右に向けたりちょっと手前に持ってきたりと、気にすればキリがない世界なので、適当に済ますつもりなのだけど、適当のレベルがすっかり分からなくなってしまった。そして聴けば聴くうちに、どうも高音が余り出てないような気がして仕方なくなり、そう思い込んだら、何を聞いても楽しめなくなってしまった。重症ですね、人間の方が(笑)。ただ、人の耳ほどあてにならない事がわかっているので、何か調べる方法はと探してみたら、スマホ用のアプリでサウンドアナライザーがあるではないか、しかも無料…。何という世の中でしょう、30年前フリケンシーアナライザーが2000万円しましたけどね。なんて感傷に耽りながらダウンロード。そして動かしてみる。へぇー、それなりの波形が見て取れるよ、無料なので文句なんてありません。

まずは、入力に白色雑音を入れて、スピーカーの前にスマホを置いて、音圧をチェックしたのがこの画像。

見事に17kHz辺りで高音が、カットされてるのが、見てとれます…。

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このスピーカーの仕様では、20kHzまで出るはず、ということで17kHzから少しずつ高くしていって、どこまで耳で聞こえるか、また、スピーカーから出力されなくなるかをチェックしてみる。結果、17.5kHzまで何とか耳で聞こえて、波形も出てることを確認。だけど17.6kHzに上げるとスパッと出力がなくなる。

どこだ、原因は。

プリアンプかパワーアンプ、それとも音源を入れてるBluetoothか、ちなみにサブシステムのluxman +JBL4311で確認するも、見事20.2kHzまで出力することを確認(耳には聞こえないけどね)。メインなのにー、どないしてくれよう、むう。