newolds’s diary

古いものや新しいこと、趣味のはなし

タバコに関すること

私の年代では歩きタバコは当たり前、家の中でもお店でも、バスだろうが電車だろうが何処にでも必ず灰皿が置いてあって、誰一人としてそれを不思議と思っていない時代だった。

私自身も二十歳頃から10年喫煙しては2年やめ、また吸いだしては止めるを3年おきに繰り返し、今は5年くらい吸っていない。

なのでタバコの旨さも不味さもデリカシーのなさも認識している。

私を含めて喫煙者は、人の迷惑に気づかないか気づかないふりをしている。

今時そんな店は少なくなっていると思うが、蕎麦屋や寿司屋などで一服はやめてほしい。

嫌な人にしてみると、人のオナラを嗅ぎながら食べてるようなもので、かえってオナラの方が健康被害がないので良いのではと感じてしまう。

と、ここには偉そうに思いを綴ったのだけれど、実は私には決めている事がある。

「一度でもタバコを吸ったことのあるものは、人のタバコに文句を言わない」という事。

銀座の寿司屋で高級な白身を食べているときに、横で若葉に火をつけられても、煙がまともに流れてきても、文句は言わない。私が吸っていた時にも、そんな思いをしていた人、例えばつわりの妊婦さんなんかがいたかもしれないのだ。そう考えると、恥ずかしくてタバコが臭いからやめろなんてとても言えない。しかし、タバコというものは、やめた途端に匂いに敏感になるもので「タバコなんて止めろ」とつい数週間前には吸っていた人間が普通の顔をして言い出す事がある。もう、これには頭がくる。でも言わない、私には吸っていたという事実だけで、タバコについて語る資格はないのだ。